最近では甲子園にて、 女子マネージャーが練習に参加し、 それを高野連に注意されたのちに、 世間でも問題になり、結局は参加をOKにしたという・・。
何かと女子と甲子園の話題は、 世間の注目を集めますが、 それはマネージャーだけでなく、 選手としても同じようです。
今日、静岡県の中学選抜大会にて、 準々決勝に登場した長泉中学のエースが 女子投手であったことで話題になりました。
長泉中学のエース・土屋愉菜投手は 熱海中相手に無失点に抑え、 チームをベスト4に導きました。
シニアやリトルで、 女子が混じるのは聞きますが、 中学の選抜大会の順々決勝で、 主力として活躍する事例はなかなか聞きません。
土屋愉菜投手というのは、 どんな選手なのでしょうか?
土屋愉菜投手(長泉中)の女子エースの自覚と進路(高校)
来月の3月4日にて、 静岡大会の準決勝が行われ、 おそらく土屋愉菜投手目当てのファンも駆けつけることでしょう。
女子エース土屋愉菜投手(2年)を擁する長泉中が、1-0で熱海中を下し、4強入りを決めた。土屋は女子エースでは大会初の完封勝利を飾った。準決勝は3月4日、島田球場で開催される。引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-01784874-nksports-base
奇しくも、準決勝の前日の3月3日はひな祭りです。土屋愉菜さんも、普通の女の子のようにお人形を出すのでしょうか?
この日の準々決勝の相手の熱海中は 過去に敗北したことがあったようで、 キャッチャーの進士選手と共に研究を重ねたそうです。
進士は前日25日、熱海中と対戦決まると、母が録画した熱海中との練習試合の映像を約2時間分析した。選手の特徴などをメモ帳2枚にびっしりと記し、試合中もベンチ内で確認した。「負けて悔いを残したくなかった」と進士。大会史上初となる女子エース完封の大きな力になった。引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-01784874-nksports-base
おそらく準決勝の前日のひな祭りも、 チームメイトと対戦相手のデータを見ているのかも?
しかし、ただ泥臭くやるだけでなく、 しっかりと情報を持って戦う女子中学生というのも、 何か時代も変わってきたなと・・・。
ちなみに土屋愉菜投手の最速MAXは107キロで、 「神スイング」で人気なった稲村亜美さんと同等かそれ以上の球速を誇ります。
変化球とストレートの緩急もうまく、 コントロールも優れているということで、 この準決勝まで勝ち上がれたのでしょう。
仮にこのまま優勝投手になんてなったら、 全国の強豪高の監督が「もったいない」と泣きそうです。 (女子が甲子園に出れるなら絶対に欲しいでしょう)
土屋愉菜投手(長泉中)の進路と過去の女子球児
やはり野球をやる全ての者は、 甲子園が夢舞台となっていることでしょう。
女子野球というものが存在しながらも、 そこで野球をせずに、強豪校のマネージャーとして 甲子園の夢を追う選択をする女子球児も多いです。
土屋愉菜投手は小学生の頃から、 男の子に負けない気持ちで野球をしてきました。
中学の大会が終わって、高校への進学を選ぶとき、 女子野球の強豪で野球をするのか、男子の強豪でマネをするのか、 厳しい選択に迫まれることでしょう。
土屋の父で知徳野球部部長の昇彦氏(49)は言った。「娘が『今日、女の子だからって言われた』と言って悔しそうにしていたことが何度かある」。土屋は小1で野球を始めてから、女の子扱いされたくない思いを強く持っているという。引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170227-01784874-nksports-base
女子の強豪で選択するとしたら、 神村学園などが温厚だと思いますが、 野球の強豪でマネをするならば、 地元・静岡の、静高や常葉や選択は多いです。
将来的には女子プロ野球選手になって欲しいですが、 仮に土屋愉菜投手が進路で女子マネを選択した場合、 そのプロ野球選手の夢は断たれるのでしょうか?
実は、過去に女子マネージャーから女子プロ野球選手になった選手もいるのです。
女子マネージャーからプロ野球選手になった例もある
それは平塚工科でマネージャーをしていた 十二真緒さんが、トライアウトからプロテストに受かった事例です。
彼女は普段の練習で、 男子に混じってノックを受けていたことから、 他の女子野球のスター選手に劣らないスキルを磨いていたのです。
彼女の場合は、環境に恵まれてただけかもしれませんが、 土屋愉菜さんにも、そのような選択があってもいいのかな?と。
もちろん、普通に女子野球の強豪に行くのも良いですが。