智弁和歌山のチャンステーマともなっている、
魔曲「ジョックロック」。
これまでに智弁学園の甲子園での名場面にて、
ジョックロックからの盛大な演出が多くありました。
なぜかジョックロックで流れが変わる場面が多く、
それまで好投していた投手が四球を出したり、
堅かった相手守備が崩れたり、
まさに「魔曲」のような印象が強いです。
智弁学園のジョックロックの原曲は?
ネット上でジョックロックの原曲を探る人が多く、
最近になって生みの親である吉本英治さんのインタビューが挙げられてました。
YouTubeでは、
1990年代にヤマハが、PSR-740などのキーボートユーザーのために配布した、
MIDIファイルに入っていた曲との説があります。
実際に楽曲を聴いてみると、智弁和歌山のジョックロックと全く同じ!
作曲者はROB ROWBERRYという方のようです。
ちなみジョックロックが甲子園で流れ出したのは、
2000年台に入ってからのことなので、
意外にも新曲でもあり、アレンジを加えた智弁の人の偉業ですね。
「原曲はゆっくりした曲調だったんですが、アップテンポにすれば押せ押せムードが出るかなと」引用http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160515-00000007-tospoweb-base
ビッグイニングを作る魔曲として、
今後も長く名場面を作り続けるであろう名曲なので、
ジョックロックの認知は今後も拡大していきそうです。
ジョックロックが高校野球の応援歌として人気?
正直、ジョックロック=智弁和歌山というのが、
一般的な高校野球ファンの認知です。
甲子園で幾度もの逆転劇を演出して以来、
他校でもジョックロックの演奏が増えるのかと思いきや、
実際にはまだまだ真似する高校は少ないようです。
やはり智弁和歌山の個性ともなっているので、
他の高校は演奏したくても遠慮してるのでしょうか?
熱闘甲子園ではジョックロックでの逆転の歴史が紹介され、
ユーチューブでの智弁の試合のコメント欄には、
この魔曲に触れたコメントを多く残されます。
このジョックロックはかなりアップテンポの楽曲なため、
演奏もチアリーダーもヘトヘトになった大変なそう、
つまり技術的にも体力的にも簡単に真似できる応援ではないことがわかります。
智弁和歌山と智弁学園、
この両校だけの個性であり続けることを、
理想に考えるファンが多いのです、
他校もなかなか使いにくそう・・・。
ちなみにこのジョックロックはチャンステーマとして乱用されてきたのではなく、
ビッグイニングになりそうな場面や、逆転の雰囲気がある場面に演奏されてきたそうです。
(逆に演奏しても得点できないと「ジョックロック不発」と言われるようです。)
いわば、確信犯でゆっくりと育ててきたのが、
現在の魔曲と言われるジョックロックの真実のようです。
「ジョックロックはその後、この曲が流れると大逆転劇につながるとして、高校野球ファンの間で「魔曲」と呼ばれるようになった。魔曲の効果はその不協和音にあるのではと吉本氏は言う。」引用http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160515-00000007-tospoweb-base
2008年には常葉菊川相手に終盤で大差を劇的に追い上げ、
2009年には札幌第一相手に終盤で逆転、
今年のセンバツ優勝も印象的な場面の後ろで流れていました。
「不安な気持ちにさせるというのはあるでしょう。短いフレーズを繰り返し繰り返し奏でることで感覚がまひしてくるのかも」引用http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160515-00000007-tospoweb-base
つまり短く印象的な不協和音が、
何度も繰り返されることで、
甲子園の魔物を呼び込んでいるのか・・?と。
ちなみに市販されている楽譜にジョックロックはなく、
耳コピもかなり大変な曲のようです。
個人的にも、この曲は他校には絶対に!・・・って高校野球でこのような権利は通用するんですかね?笑
レッツゴー習志野の場合は、学校の名前が入っているので、
そう簡単には真似できないの潔白ですが、
大阪桐蔭のWEWILLYOUROCKのように他校関係なしにモノにする高校もいます。
この先も良い形でジョックロックが継承されていって欲しいですね!