2023年1月のC.ロナウド移籍で再び注目を集めているサッカーポルトガル代表。FIFAワールドカップでの優勝経験はないものの、過去には1966年大会で3位、2006年大会では4位という成績を収めています。
また、これまでにクリスティアーノ・ロナウド選手をはじめとする、スター選手を多数輩出していることでも有名ですよね。
そこで今回は、FIFAワールドカップ カタール2022のポルトガル代表メンバーと、ポルトガル代表の歴代有名選手についてまとめてみました!
FIFAワールドカップ カタール2022のポルトガル代表
昨年開催されたW杯カタール大会のポルトガル代表のメンバーは、ポルトガルの国内チームに所属する選手が7名、海外のクラブチームに所属する選手が18名、無所属が1名でした。その無所属の選手は、サウジアラビアへの移籍で話題のクリスティアーノ・ロナウド選手で、W杯カタール2022に出場した唯一の無所属選手となりました。
W杯カタール2022でのポルトガル代表の成績は、準々決勝でモロッコに1-0で敗れベスト8でした。
| 背番号 | 選手名 | 当時の所属チーム |
GK | 22 | ディオゴ・コスタ | FCポルト |
12 | ジョゼ・サ | ウルブス(イングランド) | |
1 | ルイ・パトリシオ | ASローマ(イタリア) | |
DF | 2 | ディオゴ・ダロト | マンチェスターU(イングランド) |
20 | ジョアン・カンセロ | マンチェスターC(イングランド) | |
13 | ダニーロ・ペレイラ | パリ・サンジェルマン(フランス) | |
3 | ペペ | FCポルト | |
4 | ルベン・ディアス | マンチェスターC(イングランド) | |
24 | アントニオ・シウヴァ | SLベンフィカ | |
19 | ヌーノ・メンデス | パリ・サンジェルマン(フランス) | |
5 | ラファエル・ゲレイロ | ボルシア・ドルトムント(ドイツ) | |
MF | 6 | ジョアン・パリーニャ | フラムFC(イングランド) |
18 | ルベン・ネヴェス | ウルブス(イングランド) | |
10 | ベルナルド・シウバ | マンチェスターC(イングランド) | |
8 | ブルーノ・フェルナンデス | マンチェスターU(イングランド) | |
17 | ジョアン・マリオ | SLベンフィカ | |
23 | マテウス・ヌネス | ウルブス(イングランド) | |
25 | オタヴィオ | FCポルト | |
16 | ヴィティーニャ | パリ・サンジェルマン(フランス) | |
14 | ウィリアム・カルバーリョ | レアル・ベティス(スペイン) | |
FW | 9 | アンドレ・シルヴァ | RBライプツィヒ(ドイツ) |
7 | クリスティアーノ・ロナウド | - | |
26 | ゴンサロ・ラモス | SLベンフィカ | |
11 | ジョアン・フェリックス | アトレティコ・マドリード (スペイン) | |
15 | ラファエル・レオン | ACミラン(イタリア) | |
21 | リカルド・オルタ | SCブラガ |
ポルトガル代表の歴代有名選手!
現在、ポルトガル代表といえば、真っ先にクリスティアーノ・ロナウド選手を思い浮かべると思いますが、過去には「黄金世代」(1969~1974年生まれ)と言われ、1990年代に活躍したポルトガル代表の選手もいました。みなさんは歴代ポルトガル代表を何人知っていますか?
ビトール・バイーア(GK)
- 本名:ヴィトール・マヌエル・マルティンス・バイーア
- 生年月日:1969年10月15日(53歳)
- 出身地:ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア
- 主な所属クラブ:FCポルト/FCバルセロナ
- ポルトガル代表歴:1990~2002年(80試合0得点)
1990年にポルトガルA代表に初招集されて以来、「黄金世代」と言われる90年代のポルトガル代表を背負ったゴールキーパー。FCポルトでは10度の国内リーグ制覇を経験し、2003-2004シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは正ゴールキーパーを務め、優勝を飾りました。
リカルド・カルヴァーリョ(DF)
- 本名:リカルド・アルベルト・シルヴェイラ・デ・カルヴァーリョ
- 生年月日:1978年5月18日(44歳)
- 出身地:アマランテ
- 主な所属クラブ:チェルシー/レアル・マドリード
- ポルトガル代表歴:2003~2016年(89試合5得点)
2002-2003シーズンに多くのタイトルを獲得していて、ポルトガル年間最優秀選手賞も受賞。2004年にはリーグ、スーパーカップ連覇の他、FCポルト2度目となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝にも貢献しました。そのチャンピオンズリーグでは、UEFA最優秀DF賞、UEFAチーム・オブ・ザ・イヤーも獲得しています。
2006年W杯ドイツ大会と2010年W杯南アフリカ大会に出場。2018年に現役引退を表明しました。
ペペ(DF)
- 本名:ケープレル・ラヴェラン・リマ・フェレイラ
- 生年月日:1983年2月26日(39歳)
- 出身地:ブラジル・マセイオ
- 主な所属クラブ:FCポルト/レアル・マドリード
- ポルトガル代表歴:2019年~(132試合8得点)
スペインの名門・レアル・マドリードで10年間活躍し、数々のタイトル獲得に貢献。そして2019年1月からはFCポルトに復帰しました。大ベテランながら現在は主将も務めています。
W杯カタール大会では、決勝トーナメント史上最年長ゴール記録を樹立しました。
ルイス・フィーゴ(MF)
- 本名:ルイス・フィリペ・マデイラ・カエイロ・フィーゴ
- 生年月日:1972年11月4日(50歳)
- 出身地:リスボン
- 主な所属クラブ:FCバルセロナ/レアル・マドリード
- ポルトガル代表歴:1991~2006年(127試合32得点)
ポルトガル代表の「黄金世代」のエース。2000年にスペインのバルセロナからライバルのレアル・マドリードに「禁断の移籍」を遂げたことでも話題となりました。
2006年W杯ドイツ大会では主将も務め、チームをベスト4に導きました。
マリオ・コルナ(MF)
- 本名:マリオ・エステヴェス・コルナ
- 生年月日:1935年8月6日
- 没年月日:2014年2月25日(78歳没)
- 出身地:ポルトガル領東アフリカ (現:モザンビーク)
- 主な所属クラブ:SLベンフィカ
- ポルトガル代表歴:1955~1968年(57試合8得点)
ポルトガルの「伝説」と言われているマリオ・コルナ選手は、16年のプロ生活のほとんどをポルトガル国内チームであるSLベンフィカで過ごしました。SLベンフィカ時代には、19ものビッグタイトルを獲得した他、1961年と1962年のUEFAチャンピオンズカップ連覇にも大きく貢献しました。
1966年W杯イングランド大会にはキャプテンとして出場し、3位入賞も果たしました。
ナニ(MF)
- 本名:ルイス・カルロス・アルメイダ・ダ・クーニャ
- 生年月日:1986年11月17日(36歳)
- 出身地:プライア
- 主な所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド/バレンシアCF
- ポルトガル代表歴:2006~2018年(112試合24得点)
「次世代のクリスティアーノ・ロナウド」とも言われていたナニ選手。18歳でスポルティングCPのトップチームに昇格し、2006-2007シーズンには29試合に出場し5得点を記録。ポルトガルカップでの優勝も果たしました。UEFAチャンピオンズリーグのFCスパルタク・モスクワ戦での活躍をきっかけに、2007年にはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍しています。
UEFA EURO 2016では全試合フル出場を果たし、3得点を記録するなど優勝に大きく貢献しました。
マヌエル・ルイ・コスタ(MF)
- 本名:ルイ・マヌエル・セーザル・コスタ
- 生年月日:1972年3月29日(50歳)
- 出身地:アマドーラ
- 主な所属クラブ:SLベンフィカ/ACミラン
- ポルトガル代表歴:1993~2004年(94試合26得点)
ルイス・フィーゴ選手と並ぶ、「黄金世代」の中心選手。ACミラン時代は背番号「10」を背負い、リーグ優勝やUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップなどの数々のタイトルを獲得しました。
EURO1996ではベスト8、EURO 2000ではベスト4進出に貢献しました。2002年W杯日韓大会が自身初のW杯出場となりましたが、グループリーグ敗退に終わりました。
クリスティアーノ・ロナウド(FW)
- 本名:クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ
- 生年月日:1985年2月5日(38歳)
- 出身地:マデイラ諸島フンシャル
- 主な所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド/レアル・マドリード
- ポルトガル代表歴:2003年~(196試合118得点)
ポルトガルが誇るスーパースター。クラブチームでの活躍が目覚ましく、プレミアリーグ(イングランド)で3度、ラ・リーガ(スペイン)で2度、セリエA(イタリア)で2度の優勝を経験し、欧州三大リーグで優勝した史上初の選手となりました。また、その全てで最優秀選手と得点王を獲得しています。
昨年のW杯カタール大会では、ワールドカップ史上最多タイとなる5度目の出場を果たしました。
エウゼビオ(FW)
- 本名:エウゼビオ・ダ・シルヴァ・フェレイラ
- 生年月日:1942年1月25日
- 没年月日:2014年1月5日(71歳没)
- 出身地:ポルトガル領東アフリカ (現:モザンビーク)
- 主な所属クラブ:SLベンフィカ
- ポルトガル代表歴:1961~1973年(64試合41得点)
1960年代から1970年代を代表する選手で、同時代に活躍し「サッカーの神様」と呼ばれているペレ選手とも並び称された選手。現役通算727試合に出場し715得点を記録。アフリカ大陸出身の最も偉大なサッカー選手とも言われています。
SLベンフィカ時代には1962年に欧州チャンピオンに輝き、1965年にはバロンドールも受賞しました。1966年FIFAワールドカップイングランド大会では、9ゴールを挙げ得点王となり、ポルトガル代表を3位に導きました。
まとめ
今回は、FIFAワールドカップ カタール2022のポルトガル代表メンバーと、ポルトガル代表の歴代有名選手についてまとめてみました。
ポルトガル代表の歴代有名選手の中でも、数字だけで見た場合は、クリスティアーノ・ロナウド選手が圧倒的な凄さを誇っていることがわかります。近い将来、ポルトガルの英雄・クリスティアーノ・ロナウド選手を上回る選手が現れるのでしょうか。
サッカーポルトガル代表の今後にも注目です!