「夏といえば?」というフレーズで思い浮かぶもの、たくさんありますよね。でも、「夏 × 胸熱」といえば、やはり「甲子園」では無いでしょうか。そんな甲子園を扱っている番組が、『熱闘甲子園』です。毎年欠かさず見ている方もいるという『熱闘甲子園』。一体何がそんなに魅力なんでしょうか?そんな人気のヒミツを今回は調べてみました。それでは『熱闘甲子園』のヒミツに迫っていきましょう!
テレビ番組『熱闘甲子園』とは?
『熱闘甲子園』は、なんと1981年から続く、今年で42年目のご長寿番組です。全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)期間中の毎年8月に放送されるダイジェストとドキュメンタリー番組です。制作は朝日放送テレビ(ABCテレビ)とテレビ朝日の共同です。放送時間は30分。この時期は各種深夜番組の放送時間が『熱闘甲子園』の影響でズレるので、これによって甲子園の時期だと思う方もいらっしゃるでしょうね。
続いて『熱闘甲子園』人気のヒミツについて掘り下げていきましょう。
『熱闘甲子園』人気のヒミツ:舞台裏のストーリー
『熱闘甲子園』では試合結果だけを放送するだけではなく、出場している高校球児の素顔や背景までもを番組では紹介していきます。一生に数回あるかないかの大舞台である甲子園。出場の、その裏側にある、大きく知らされることのない球児たちの高校や、球児を支える人々、そして球児の素顔。そんな魅力溢れるドキュメンタルストーリーを放送することで、夏の高校野球がさらに盛り上がるのではないかと思います。そのため、この番組は野球ファンだけでなく、お茶の間のみなさんからも愛され続けているのが人気のヒミツでしょう。
以前とある番組で、お笑い芸人の千鳥の大吾さんもおっしゃっていたことがあるのですが、『熱闘甲子園』最終日に流れる、その年の大会のいろいろな試合を総括して作られた5分程度のエンディングと呼ばれる動画がテーマソングと一緒に流れるんですが、そのエンディングが、長いようで短い夏の甲子園というドラマを完結へと導いているようで、心が浄化されるような、花火大会のあとのような、なんとも言えない切ない気持ちになってしまうのです。高校野球ファンの間でも、このエンディングの内容や出来ばえがもっぱら話題になるそうです。
続いての人気のヒミツは…
『熱闘甲子園』人気のヒミツ :テーマソング
それぞれの想いを胸に全力で戦う高校球児。その姿と重なるテーマソングは、見る者の胸を熱くしてくれ、いっそう夏の甲子園を盛り上げてくれます。また、それぞれのテーマソングをふと耳にすると、「あの年のあの夏」へと、心が、記憶が、時を超えて戻る感覚がある方も多いのではないでしょうか。心に残る音楽と夏の思い出が結びついているんでしょうね。名曲と呼ばれる曲もたくさん生まれていますね。
ここ10年のテーマソングをピックアップしてみました。みなさんの思い出に残っている曲はありますか?
- 2013年「ダイヤモンド」/ コブクロ
- 2014年「オモイダマ」/ 関ジャニ∞
- 2015年「On Your Side」/ Superfly
- 2016年「光と影の日々」/ AKB48
- 2017年「虹」/ 高橋優
- 2018年「夏疾風」/ 嵐
- 2019年「宿命」/ Official髭男dism
- 2020年 ーーーー
- 2021年「夢わたし」/ なにわ男子
- 2022年「栄光の扉」/ 平井 大
- 2023年「フォトグラフ」/ ATSUSHI×東京スカパラダイスオーケストラ
2020年は新型コロナ感染症が拡大した影響で、夏の甲子園が中止となりました。そのため『熱闘甲子園』も放送されることはなく、テーマソングもありませんでした。
これらのテーマソングと共に、試合のハイライトやダイジェスト、球児たちの努力や涙、そして甲子園球場が、毎年、番組をさらに盛り上げてくれるのも人気のヒミツでしょうね。
『熱闘甲子園』人気のヒミツ:高校球児を通して感じる感動とノスタルジー
ひたむきに全力プレーをする、一瞬一瞬輝き続ける高校球児を見ていると、自身の高校時代と重ね合わせたり、ひたむきになにかに打ち込めた青春を思い出したり、大人になってもう取り戻す事のできない何かや、忘れかけた何かを『熱闘甲子園』を通して感情が蘇ったり、故郷へのノスタルジーや愛を刺激される人も少なくないのではないでしょうか。
最後に
上記のようなヒミツが、人気を支えているので42年も番組が続いているのでしょうね。今年の夏の甲子園も幕を閉じました。また来年も、『熱闘甲子園』がさらなる感動を盛り上げてくれるのが楽しみですね。