マリナーズ時代のイチロー選手はリーダーシップのなさが欠点と見なされ、
非難の的となっていた時期がありました。
しかし、イチロー選手は、「やることでチームを引っ張る」という独自の美学を持っていて、
その価値観のズレが、リーダーシップのなさに受け取られていただけである。
しかし、若手の多いマリナーズ。
最近まで大学生だった選手が、自分からイチローに絡みにいくのは怖いことで、
やはり「ある程度はイチローから声を掛けていくべきであった」
との意見も多いです。
当時のイチロー選手はシアトルの街の顔で、
その看板選手としてのプレッシャー、抱えるものが多すぎたので、
周囲からは、とても近寄れる空気ではなかったと考えれば・・・。
リーダーシップというのは、非常に難しいなと思います。
そんな中、唯一、自分からイチロー選手に絡みにいけた若手がいる。
その若手とはカナダ出身のイケメン君、マイケル・ソーンダース外野手だ。
イチローから学ぼうとしたマイケル・ソーンダース
彼は自分からイチロー選手に絡んだだけでなく、飲みに誘って語り合ったという、勇者だ。
イチロー選手の「やることで引っ張る」リーダーシップが届いていた選手がひとりでもいたということである。
(しかし、ある程度はイチロー選手から誘わないと・・・・・笑)
そんな彼はイチロー選手を尊敬していて、
グローブまでイチロー選手と同じミズノの軽量化されたデザインのモノを使用している。
「できる人間の真似をする」そんなシンプルなことができたのは彼だけだった。
なぜ、他の選手はイチロー選手の真似をしなかったのか、
積極的に話を聞きにいけなかったのか。
マリナーズの若手にはもったいないことだったと。
最近、イチロー選手が日本で自主トレをした際、
同じグランドに居合わせたプロ野球のルーキー達が、
誰ひとりイチローに絡みにいけなかったということがニュースになっていた。
それを見てコメンテーターは呆れ顔、
本当にもったいないことで、
チャンスに気づいてないと。
けど、ある程度はイチローから絡みにいかないと!