韓国プロ野球を牽引してきたパク・チャンホとはどんな選手?

2006年のWBCなど、度々野球日本代表の前に強大な敵として立ちはだかった韓国。その韓国の野球を牽引してきた、パクチャンホさんをご存じですか?

今回は、韓国人初のメジャーリーガー、パクチャンホさんについて紹介します。

パクチャンホのプロフィール

  • 名前:朴賛浩(パク・チャンホ)
  • 生年月日:1973年7月28日
  • 年齢:50歳(2023年8月現在)
  • 出身地:大韓民国忠清南道公州市

高校時代にトーナメントでMVPを獲得、大学時代にはアジア野球選手権大会の韓国代表に選出など、アマチュア時代から目立つ存在だったパク・チャンホさん。代表戦で複数の銀メダル獲得に貢献しましたよ。

漢陽大學校2年生時代に、ロサンゼルス・ドジャースと契約、大学中退で渡米し、韓国人として初のメジャーリーガーに。後にパク・ビョンホ選手などがメジャーに挑戦しましたが、正にその先駆けとなったわけですね。

パクチャンホの経歴

1994年にメジャーデビュー

渡米一年目の1994年、当時21歳だったパク・チャンホ選手は4月8日にリリーフとしてメジャーデビューを果たしています。とはいえ、いきなりメジャー定着とはいかず、最初の二年間はほとんどをマイナーで過ごしました。

1995年にはAAA級で奪三振率8.26を記録、「ドジャースで来年もっとも期待できる選手」に選ばれましたよ。

1996年よりメジャー定着

翌1996年からは、実際にメジャーを主戦場に。10先発含む48試合登板を果たし、防御率は3.64、先発初勝利を含むシーズン5勝を記録しました。1997年には開幕から先発ローテーションに定着し、32登板29先発、14勝を記録、野茂英雄選手とともにチームの最多勝利投手となりました。シーズン防御率は3.38、正しく一流メジャーリーガーとなったのですね。

バンコクアジア大会で活躍

1998年シーズンは34先発で15勝、防御率3.71の記録を残し、バンコクアジア大会では韓国代表として出場しました。決勝の日本戦では完投勝利で金メダルに貢献、この活躍をもって兵役免除を手にしていますよ。1999年はシーズン防御率5.23と苦戦、それでもシーズンで13勝を記録しました。

メジャートップクラスのスターターに

2000年には初完封も記録、なんとリーグ5位の18勝、リーグ6位の防御率3.27、リーグ2位の217奪三振と大活躍。翌2001年には開幕投手を任されオールスターにも選出、キャリア最高の234イニングを投げ15勝を記録するなど、この年も大いに活躍しました。パク・チャンホさんは1997年から2001年にわたって5年連続で二桁勝利を挙げたのですね。

テキサス・レンジャーズに移籍

前5年間の安定した成績を評価され、テキサス・レンジャーズに5年総額6500万ドルという大型契約でFA移籍したパクチャンホ選手。しかし大型契約の重圧や度重なる故障で、思うような活躍はできませんでした。2002年は25先発で9勝を記録、しかし2003年は僅か7先発、2004年は16先発で4勝7敗という成績。2005年にはシーズン途中、20先発で8勝5敗と復調の兆しを見せていましたが、サンディエゴ・パドレスにトレードされることとなりました。2005年の通算成績は30試合登板29先発で12勝9敗と、久々の二桁勝利を挙げました。

2006年のWBCで活躍も……

2006年のWBCでは韓国代表で出場、大会最多セーブで優秀選手に選出されました。しかしメジャーでの立場は厳しくなり、2007年以降は毎年のように所属チームが変わるようになりました。2007年に僅か一試合登板に終わると、2008年以降はリリーフでの登板が目立つように。2008年は54試合、2009年は25試合、2010年は二チームにまたがり53試合に登板するなど、各チームで貢献しましたが、パクチャンホ選手は先発投手へのこだわりを持ち続けていましたよ。

日本、韓国でプレーし、キャリアを終える

2010年を最後に米球界からは退いたパクチャンホ選手。重ねた勝ち星124は、野茂英雄選手の記録を一勝差でかわす、現在のメジャーリーグアジア人最多勝記録となっています。2011年は日本のプロ野球、オリックス・バファローズでプレー、翌2012年は韓国のプロ野球、KBOリーグのハンファ・イーグルスでプレーしましたよ。実は、韓国のドラフトを介していない選手がKBOリーグでプレーするには改めてドラフトでの指名を受けなければならないという規定がありましたが、パクチャンホ選手のこれまでの国際大会での貢献や韓国野球界の地位向上の功労が評価され、特例での入団が許される、パクチャンホ選手のための特例法が認可されたのでした。

最後に

今回はパクチャンホ選手について紹介しました。

39歳でプレーしたKBOリーグでは、結果を残せなかったパクチャンホ選手。それでも2014年には韓国プロ野球オールスターで引退セレモニーが開催。正にパク・チャンホ選手は韓国野球界の誇りだったのですね。

投稿者 KAI